センサ特性チュービング特性取得システム SENJAS-FR
本システムは、圧力センサ特性や圧力計測用チューブ特性を短時間で精度良く自動取得可能なシステムです。
弊社製「多点圧力計測システム」に、本システムで得た伝達特性を設定することで、計測データの補正が可能。
基本仕様
■ | 最大同時計測チャンネル数 | 対応ADコンバータと最大チャンネル数 |
■ | 分析可能な最大周波数 | 1000Hz(多点モード時) 8000Hz(システム対応製品)[option] |
■ | ADコンバータ分解能 | 16bit(弊社指定品) |
■ | 圧力波加振方法 | 正弦波ステップ加振 |
■ | 圧力加振周波数 | 1Hz〜8KHz |
■ | 分析使用点数 | 512〜32768データ/ch/測定周波数点 |
■ | サンプリング周波数 | 加振周波数毎に自動変更 |
■ | 最大サンプリング周波数 | 40KHz |
■ | 伝達特性最大計算周波数 | 10KHz |
■ | 伝達特性最大取得周波数 | 広帯域基準センサのみ使用時 1.2KHz 取得周波数拡張セット追加時 8KHz (取得周波数拡張セットはオプション) |
■ | 正弦波加振ステップ数 | 2〜128 |
■ | 最大周波数定義点数 | 129 (加振点128+DC) |
■ | 振幅基準化機能 | 最小取得周波数振幅基準化機能 |
■ | 伝達特性表示機能 | 振幅/位相、実部/虚部、リニア/dB |
■ | 伝達特性値読取機能 | カーソルまたは指定周波数位置 |
■ | 群遅延特性表示機能 | 周波数毎の遅延時間msec表示 |
■ | 波形表示機能 | 入出力波形重ね書き表示 |
機器構成
以下の機器から構成されます。
(正弦波発生装置セット) SJ-FR-DF
■ | 使用加振波形 | 正弦波(±1V[2Vp-p]以内で使用) |
■ | 使用加振周波数 | 1Hz〜10KHz |
■ | 加振周波数確度 | ±25ppm |
■ | 制御インターフェース | USB 2.0 |
■ | 接続ケーブル | 2本 (周波数制御、加振信号)2m |
■ | 寸法 | 215(W)×132(D)×92(H) mm |
■ | 質量 | 1.1kg |
(圧力発生装置駆動アンプ) SJ-FR-SA
■ | 周波数特性 | DC〜20KHz |
■ | 入力 | AC/DCカップリング機能付 |
■ | 寸法 | 320(W)×230(D)×115(H) mm |
■ | 質量 | 5.0kg |
(加振信号用ケーブル) SJ-FR-SC
■ | コネクタ | スピコンプラグ(両端) |
■ | 長さ | 2m |
(圧力発生装) SJ-FR-PW
■ | 共振周波数 | 1.1KHz |
■ | 最大加振周波数 | 2.2KHz (1KHz以上振幅制御) |
■ | 寸法 | 220(W)×220(D)×320(H) mm |
■ | 質量 | 5.0kg |
(広帯域基準センサ) SJ-FR-RP
■ | センサタイプ | ゲージ圧 |
■ | 対象周波数 | DC〜20KHz |
■ | 共振周波数 | 150KHz |
■ | 圧力計測レンジ | ±35KPa (低ノイズで微圧にも対応) |
■ | 寸法 | 11(最大直径)×58(H) mm |
■ | 質量 | 65g |
(基準センサアンプセット) SJ-FR-RA
■ | 対象周波数 | DC〜100KHz |
■ | 寸法 | 50(W)×310(D)×138(H)mm |
■ | 質量 | 1.8kg |
正弦波発生装置
圧力発生装置駆動アンプ
圧力発生装置
広帯域基準センサ
基準センサアンプ
広帯域基準センサは、伝達特性取得用として特別にカスタマイズしたものを使用しています。
なお、センサアンプからの出力電圧値はソフトウエア上のリアルタイム基準センサ出力校正機能により正確かつ簡単に調整することが可能です。
消耗品類
チューブや管の取り付けパネル部品(消耗品)は2種類が用意されています。
伝達特性モニター付収録機能
伝達特性取得時の加振方法は、正弦波ステップ加振を採用。
周波数域でピークを逃さないような処理をし最大応答を算出。
(ランダム波加振に比べて、より正確な伝達特性を取得可能)
データ取得中は、チューブの伝達特性を1加振毎にリアルタイム表示するため測定ミスを最小限にすることができます。
また、本システムには、スキャン型ADコンバータを使用した場合の位相進行を補正をする機能も搭載しています。
収録条件設定機能
正弦波ステップ加振のため、加振周波数を予めセットする必要があります。自動周波数分割設定(等間隔、対数間隔)やマニュアル設定、ソーティング機能など各種設定機能が用意されており、短時間で実験を開始することが可能です。
チューブ伝達特性の確認や各種チェック機能を搭載
収録に関する生波形表示はもちろん、カーソルによる特性値の読み取りなどのチェック機能が用意されています。 伝達特性表示機能は、振幅/位相表示の他、実部/虚部表示、フィルター特性取得時にも利用可能なdB表示などが後処理表示として用意されています。 カーソル読み取り機能は、フィルター特性の取得時などに、カットオフ周波数での減衰量、オクターブあたりの減衰量などを容易にチェックすることができます。