8ch 圧力センサユニット SJ-SP-8
・ | アンプ内蔵センサチップの採用で、実用性の高い応答特性と使い勝手の良さを両立 |
・ | 構成パーツの着脱、変更、メインテナンスが容易なビルディングブロック方式を採用 |
・ | 専用基板を用いることで、センサ応答特性および残留ノイズの改善 |
・ | 運用コストを意識した設計により、導入しやすい価格設定、保守費の抑制を実現 |
特徴
■ | アンプ内蔵チップ使用の8ch小型圧力センサ |
■ | 全チャンネル独立アンプ構造 |
■ | センサレンジは、±250Pa,±1250Pa,±2500Pa,±5000Pa,±7500Pa から選択 |
■ | 応答特性 500Hz以上 |
■ | センサソケット採用で構成自由度が向上 |
■ | ローパスフィルターカード装着可能 |
■ | 出力電圧切り替え機能(±10V,±5V) |
■ | 可搬型キャリブレータが接続可 |
■ | 圧力ポートの交換機構採用 |
■ | 低ノイズ部品を厳選したリニア電源を採用 |
■ | 弊社SENJAS-P / SENJAS-P64システムに対応 |
圧力センサユニット [ SJ-SP-8 ] 概要
基板上にセンサチップを8個まで実装でき、ローパスフィルターカードも搭載可能なユニットです。
チップの実装数は、1〜8個までが選択できます。
前面パネル上に、M5のポート取り付けネジが装着されており、各種チューブの接続ができるように交換可能となっています。
パネル自体を交換してカップリングタイプや外付けセンサ仕様にすることも可能。
圧力計測構成例
上段:圧力センサ SJ-SP-8
中段:SJ-SP-8 ポート装着
下段:専用電源 SJ-LPS-48
標準パネル
カップリングタイプパネル
外部センサ用パネル(集合)
圧力センサユニット後面
8ch センサユニット 仕様
■ | センサタイプ | 差圧計 [ 静圧側は共通 ] |
■ | 対象周波数 | DC〜500Hz(弊社ソフト使用時 1KHzまで)(注1) |
■ | 計測ポート数 | 8(センサチップ実装数は変更可) |
■ | 圧力計測レンジ | ±250 Pa , ±1250 Pa ,±2500 Pa , ±5000Pa ,±7500 Pa(ご購入時指定) |
■ | 直線性 | ±0.25%F.S. BFSL [一定温度] (注2) |
■ | 使用温度範囲 | 0 〜 50℃(結露ないこと)(注3) |
■ | 全圧側ポート | M5ネジ [各種ポートを選択可能] (各種チューブ接続用ポート、交換パネル等は別売) (標準パネル用) 内径:1.2mmφ 外径:2mmφチューブ用[リング付] 内径:2mmφチューブ用 内径:2.5mmφチューブ用 内径:3mmφチューブ用 内径:4mmφチューブ用 内径:2mmφチューブ用(締付リング付) 内径:2.5mmφチューブ用(締付リング付) 内径:4mmφチューブ用(締付リング付) 外径:4mmφチューブフィッティングタイプ用 外径:6mmφチューブフィッティングタイプ用 (カップリングパネル用) 本体側 SMFPM01(CPC製) チューブ側 SMM01 内径:φ1/16inch or 1.6mm チューブ側 SMM02 内径:φ1/8inch or 3.2mm |
■ | 静圧側ポート | (ワンタッチ着脱タイプ) (カップリングタイプ) 本体側 PMC1601(CPC製) チューブ側 チューブ内径で以下より選択 PMC2201 (内径 1/16” , 1.6mm) PMC2202 (内径 1/8” , 3.2mm) PMC2203 (内径 3/16” , 4.8mm) PMC2204 (内径 1/4” , 6.4mm) |
■ | 定格出力 | ±10V,±5V (ch毎に内部切替可)(注4) |
■ | 出力形式 | シングルエンド |
■ | 出力コネクタ | 25ピン 集中コネクタ 本体側 D-sub 25pin メス ケーブル側 D-sub 25pin オス |
■ | 電源 | ±15V 各60mA |
■ | 電源コネクタ | EPRC05-R3M (IN) EPRC05-R3F (OUT) |
■ | 適合電源 | SJ-LPSシリーズ(推奨) |
■ | 寸法 | 140(W)×200(D)×50(H)mm (突起物は除く) |
■ | 質量 | 760g(標準パネル構成時) |
8ch フィルターオプション
■ | フィルタータイプ | ローパスフィルター(LPF)(注4) |
■ | チャンネル数 | 8ch |
■ | 装着方法 | ドーターカード形式 |
■ | 減衰タイプ | バターワース 4次 (24dB/oct) |
■ | 遮断周波数fc (-3dB) | 以下から選択 ・8chフィルターカード fc=500Hz SJ-BWF-8-500 ・8chフィルターカード fc=50Hz SJ-BWF-8-50 ・8chスルーカード SJ-NOF-8-000 (スルーカードはセンサユニットSJ-SP-8に付属) |
注2)BFSL(Best-Fit Straight Line)
指定キャリブレータ、圧力計測ソフトSENJAS-P(SJ-P) による計測直前での校正収 録を推奨
(精度向上が見込めます)。
注3)センサチップ自体は、-25〜80℃対応品を使用しておりますが、表記は弊社出荷基準。
注4)変更内容によっては、校正等の調整が必要な場合があります。
fc=500Hzカード
外部センサオプション
外部センサ用パネルと外部センサを組み合わせることで、センサチップ部を外部に引き出すことが可能。
(模型内組み込み、センサ部分の小型化が可能)
外部センサは、以下の独立タイプと集合タイプのいずれかが選択できます。
独立タイプ
集中タイプ
外部センサケース(集合タイプ)
センサケース寸法 92(W)×17(D)×20(H)mm
センサソケット仕様は、H=28mm
外部センサケース(集合タイプ)は、静電気拡散性を持つ特殊なエンジニアリングプラスチック製
(上写真は、全センサ独立電源供給仕様)
簡易的な静電気拡散仕様や共通電源仕様も選択可能。
(標準ケーブル長は3mですが、ご要望に応じて変更可能)
32ch 圧力センサユニット SJ-SP-32
・ | 使い勝手の良いアンプ内蔵センサチップタイプSJ-SPシリーズの32chタイプ |
・ | 構成パーツの着脱、変更、メインテナンスが容易なビルディングブロック方式 |
・ | EIAラックに格納可能な1U筐体を採用 |
・ | センサユニット4個まで格納可能なアルミ製簡易軽量ラック(4Uサイズ 約1.2Kg)をご用意 |
・ | 専用計測システムと組み合わせることで、1344chまでの多点一括校正や自動計測を実現 |
特徴
■ | ビルディングブロック方式にもかかわらず小型 |
■ | センサ故障が他のセンサに影響しない独立電源構造 |
■ | 全圧ポートは、コネクタ接続タイプを採用 |
■ | 簡易ラックにより横置き、縦置き、多点設置が可能 |
■ | 電源ケーブルは、センサユニット4個(128ch)までカスケード接続可能 |
■ | 静圧チューブのカスケード接続が容易な構造 |
■ | バッテリー駆動が可能な基準圧計内蔵の可搬型キャリブレータが接続可 |
■ | バッテリー駆動のシステムの構成も可能 |
■ | 固定ローパスフィルターの内蔵が可能 |
■ | 弊社SENJAS-P / SENJAS-P64システムに対応 |
計測システム例
圧力センサユニット [ SJ-SP-32 ] 概要
8chタイプの長所をそのままに、多チャンネル圧力計測システムの構築を容易にした32ch圧力センサユニットです。
計測用チューブは、コネクタで接続するタイプ (16ポート×2)で、多チャンネルの実験において計測対象模型を短時間にて設置、入れ替え等が可能です。
また、コネクタ接続のため配管変更時において過大な負荷等がかかりません。
32ch圧力センサユニット [ SJ-SP-32 ]
圧力計測ユニット 後面
32chセンサユニット×4 128ch 構成(専用簡易ラック装着)
32ch センサユニット 仕様
■ | センサタイプ | 差圧計 [ 静圧側は共通 ] | ||||||
■ | 対象周波数 | DC〜500Hz(弊社ソフト使用時 1KHzまで)注(注1) | ||||||
■ | 計測ポート数 | 32 | ||||||
■ | 圧力計測レンジ | ±250 Pa , ±1250 Pa ,±2500 Pa , ±5000Pa ,±7500 Pa(ご購入時指定) | ||||||
■ | 直線性 | ±0.25%F.S. BFSL [一定温度] (注2) | ||||||
■ | 使用温度範囲 | 0 〜 50℃(結露ないこと)(注3) | ||||||
■ | 全圧側ポート | 16ポートコネクタ×2 (チューブコネクタ)
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■ | 静圧側ポート | (ワンタッチ着脱タイプ) (カップリングタイプ) 本体側 PMC1601(CPC製) チューブ側 チューブ内径で以下より選択 PMC2201 (内径 1/16” , 1.6mm) PMC2202 (内径 1/8” , 3.2mm) PMC2203 (内径 3/16” , 4.8mm) PMC2204 (内径 1/4” , 6.4mm) |
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■ | 定格出力 | ±10V(出荷時),±5V (ch毎に内部切替可)(注4) | ||||||
■ | 出力形式 | シングルエンド | ||||||
■ | 出力コネクタ | 本体側 DX10A-68S(50) (メス) ケーブル側 DX30A-68P(50) (オス) フード DX-68-CV1 |
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■ | 電源 | ±15V 各250mA | ||||||
■ | 電源コネクタ | EPRC05-R3M (IN) EPRC05-R3F (OUT) |
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■ | 適合電源 | SJ-LPSシリーズ(推奨) | ||||||
■ | 寸法 | EIA 1Uサイズ 482(W)×230(D)×44(H)mm (突起物は除く) |
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■ | 質量 | 約1.6kg(標準構成時) |
8ch フィルターオプション
■ | フィルタータイプ | ローパスフィルター(LPF)(注4) |
■ | チャンネル数 | 8ch (4枚装着で32ch) |
■ | 装着方法 | ドーターカード形式(最大4枚) |
■ | 減衰タイプ | バターワース 4次 (24dB/oct) |
■ | 遮断周波数fc (-3dB) | 500Hz(推奨)、50Hzから選択 |
注2)BFSL(Best-Fit Straight Line)
指定キャリブレータ、圧力計測ソフトSENJAS-P(SJ-P) による計測直前での校正収 録を推奨
(精度向上が見込めます)。
注3)センサチップ自体は、-25〜80℃対応品を使用しておりますが、表記は弊社出荷基準。
注4)変更内容によっては、校正等の調整が必要な場合があります。
電源および静圧チューブのカスケード接続
多チャンネル構成時の配線、配管を短くするためカスケード接続が可能
(電源ライン)
下図赤ラインが電源のカスケード接続
■ | 最大カスケード数 | 32chユニットSJ-SP-32を4台まで |
(静圧ライン)
下図青色ラインが電源のカスケード接続
■ | 最大カスケード数 | 制限なし(推奨は20m以内) |
専用簡易ラック
(専用簡易ラック)
本センサ専用のアルミ製簡易ラックです
EIA規格4Uサイズ(SJ-SP-32センサ 4個 格納可能)
488(W)×186(D)×355(H)mm (センサ鉛直セット時)
ラック本体の質量は約1.2sに抑えられています。
本ラックを使用することで、センサポートを上方向で設置することが可能になります。
また、本ラックは2個連結することも可能です。
連結時は、以下のような構成が可能。
・32ch×8=256ch 圧力センサ
・32ch×4=128ch 圧力センサ+電源+ADコンバータ
出力コネクタの変更にも対応
標準出力端子は32chコネクタですが、16ch×2とすることも可能(受注時追加オプション)。
また、簡易ラック装着時は16,32,48ch単位でのコネクタ変更にも対応可能。
変換後のコネクタは、アンフェノールコネクタ、Dsubコネクタから選択。
センサ仕様一覧表
注) | アンプ内蔵センサチップは、センサチップ自体が持つ遅延特性(数msec)があります。 アンプ内蔵センサチップは、チュービング特性計測等の基準圧センサとしてはご利用できません。 アンプ付センサチップとアンプなしセンサチップを混在して動的圧力計測を行う場合、弊社ソフトの周波数特性補正機能により各センサ間の特性を補正する必要があります。 |
注) | アンプ内蔵センサチップは、不定期間隔で自動的にオフセットを修正してしまう機能を有しています。そのため弊社内で自動修正範囲が、弊社規定の計測精度に影響を与えないかセンサ特性を確認して使用しています。 |
注) | ±2500,±5000,±7500Pa センサチップ選択時の値です。±1250Pa,±250Pa センサチップの場合、指定キャリブレータ、圧力計測ソフトSENJAS-Pによる計測直前校正による。 |
全圧ポート適合表
静圧ポート適合表
外部センサ適合表