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流体・応力計測

簡易タイプ圧力センサユニットSJ-LP

アンプ内蔵のセンサチップを使用し、回路も簡略化することで低価格を実現
格納筐体の表面処理などを簡素化し、徹底的なコスト削減
調整回路を省き、センサ精度を必要最小限に抑えることで、部品点数を大幅に削減
専用アンプを非搭載のため精度はセンサチップレベルですが、センサチップ交換は容易
低価格を生かして、精度を要しない教育用、簡易計測、破損の恐れがある部分への使用等
バッテリーや専用低ノイズAC電源アダプタ等で動作可
32chベース(センサチップ:1〜32個が装着可能)の他、16chユニット等もあります。
弊社多点圧力計測ソフト SENJAS-P / P64 の非線形校正機能に対応し精度向上が可能
最小1chから最大1344chまでの計測システムが構築可能

(ご利用に関する事項)
詳細な評価用としてご利用になられる場合は、上位の圧力センサー(SJ-SP , SJ-MP)をご利用いただくか、以下のオプション等の追加を御検討願います 注1
・弊社SENJAS-P / P64 ソフトとSJ-CALオプションの追加で、計測精度を向上
・SJ-SPセンサチップと同じ(選別品)に変更することで、温度補償の下限値を0℃に拡大

SJ-LP32UNIT

以下の筐体タイプが選択できます
・32ch圧力センサユニットを複数組み合わせ
・8ch、16ch センサユニット(構成は可能)
・組み込み対応(ご相談による)

特徴
全圧ポートは、コネクタ接続タイプを採用
複数の32chユニットによる多点一体構成も可能
DC12Vアダプタの他、バッテリー駆動も可能
弊社SENJAS-P / SENJAS-P64 システムに対応
構造が簡単な為、ご要望に応じ組み込み対応可能
過大負荷等の破損時も修理費を抑制可能
ソケット構造の為、レンジの異なるセンサに交換可

32ch センサユニット 仕様
センサタイプ 差圧計 [ 静圧側は共通 ]
計測ポート数 以下から選択可能
16ポート用(センサチップ実装数:1〜16)
32ポート用(センサチップ実装数:1〜32)
対象周波数 0〜500Hz
弊社ソフト補正での対象周波数は、0〜1000Hz
圧力レンジ ±1250 Pa , ±2500 Pa , ±5000 Pa , ±7500 Pa (ご購入時選択)
非標準品の±250Paについては、ご相談後の販売
直線性 ±0.5%F.S. BFSL [一定温度] 注2
定格出力 4Vp-p(0.25〜4.25V範囲:0Pa 時2.25Vの場合)
出力範囲 0.15V〜4.35V
出力誤差 ±2.5%FS(0Pa調整後スパン)
SENJAS−P/P64 用の変換係数使用時
校正係数添付サービスご利用で±0.3%FS
出力形式 シングルエンド
出力コネクタ 本体側 DX10A-68S(50) (メス)
ケーブル側 DX30A-68P(50) (オス)
フード  DX-68-CV1
(別途費用にて変更可能)
使用温度範囲 5〜 50℃(結露ないこと) 注3
[ 選別品指定時は、0〜 50℃ 範囲に対応]
全圧側ポート 16ポートコネクタ×2
(チューブコネクタ)
ポート形状  外径:1.6mmφ, 内径:1.0mmφ
本体側  SJ-TC-16R(メロンテクノス製)
チューブ側  SJ-TC-16P(メロンテクノス製)
静圧側ポート ワンタッチ着脱タイプ
(カップリングタイプ)
本体側  PMC1601(CPC製)
チューブ側  チューブ内径で以下より選択
 PMC2201 (内径 1/16” , 1.6mm)
 PMC2202 (内径 1/8” , 3.2mm)
 PMC2203 (内径 3/16” , 4.8mm)
 PMC2204 (内径 1/4” , 6.4mm)
電源 DC12〜15V
消費電流 180mA (概算 40mA+4mA×センサ実装数)
電源コネクタ DCプラグODΦ5.5-IDΦ2.1
適合電源 SJ-SPAシリーズ(推奨)
寸法 代表的タイプ(32ch)
約300(W)×35(D)×80(H)mm(突起物は除く)


その他センサユニット 仕様
(16chセンサユニット)
性能的には、32chと全く同じで、ch数と筐体のみが異なります。
出力コネクタは、D-sub37pinとなります。

(8chセンサユニット)
性能的には、32chと全く同じで、ch数、筐体が異なります。
なお、全圧ポートの接続仕様については、16ポートコネクタではな
く、SJ-SP-8と同じ形式となります。
出力コネクタは、D-sub25pinとなります。

注1)センサチップに添付される性能表記は、条件などの詳細部分の確認が必要不可欠です。
レンジ全体の精度記述であるか、直線性のみで精度と表記されていないか、使用温度と 補償温度の両方を確認しているか等、十分ご理解の上ご利用願います。
本センサに使用されているチップは、直線性がレンジ全体で概ね±0.5%FSの範囲内で すが、定格出力4Vp-p(許容範囲3.9〜4.1Vp-p)となっているためオプションの校正係 数取得サービスや校正システムを使用しない場合、実際の精度(勾配値を含む)は、 0Paレベル調整後で±2.5%FS程度となります。

注2)BFSL(Best-Fit Straight Line)

注3) 圧力センサチップ(一般品)に記載された仕様は、以下の表記になっています。
動作温度範囲-25〜85℃
補償温度範囲5〜50℃
弊社記述の使用温度範囲は、上記の補償温度範囲を記述しております。
なお、選別品についてはSJ-SPでの説明文を参照願います。

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センサ仕様一覧表
センサ仕様一覧表

センサ仕様一覧表2
   
全圧ポート適合表
全圧ポート適合表

静圧ポート適合表
静圧ポート適合表

外部センサ適合表
外部センサ適合表


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校正係数添付サービス

サービス内容
 SJ-LPセンサの校正係数添付オプションです。
 SJ-LPに搭載されたセンサチップは、電圧ー圧力間の 直線性は比較的良いのですが、出力電圧レンジの許容幅
は大きめに設定されています。
 本サービスは、圧力校正器を使用し、電圧ー圧力変換 関数の正確な勾配値(変換係数)を添付するサービスで
す。
 校正係数を弊社多点計測ソフトSENJAS-Pシリーズ等 に設定することで、計測精度の向上が見込めます。

SJ-LPセンサチップの変換係数勾配誤差を吸収
正確なセンサ出力を調整できないSJ-LPセンサ向け
SJ-LPセンサの購入時、購入後のいずれにも対応
圧力計測ソフトSENJAS-P および P64に設定可能
チューブ補正不要ならSENJAS-LTXにも設定可能
SENJAS-P シリーズユーザーにはファイル形式提供


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SJ-LPセンサ → SJ-SPセンサ グレードアップサービス

SJ-LPセンサ → SJ-SPセンサ のメリット

全体的にバランスのとれた精度向上
チャンネルごとに校正、検査結果も標準添付
リソースの共通化により部品の有効活用
0Paが0Vで直感的にわかりやすい
出力が大きいため接続ラインの混入ノイズに有利
ローパスフィルタの搭載が可能
価格を抑えて導入し、その後の性能アップも可能

変更について
SJ-LPに搭載されているセンサチップはそのまま使用。
内部マニホールドはそのまま使用
使用可能な出力コネクタ、チューブポートはそのまま使用
センサチップ搭載基板は、アンプ内蔵基板に交換。
筐体は、SJ-SP仕様の筐体に変更。
内部チューブ類は、全て新品に交換
各チャンネルごとに校正、検査成績書(校正シート)添付
出力は、±10Vに変更(接続ADコンバータの仕様要確認)
出力レベルは、±10VになるためADコンバータまでの混入ノイズの 確認等がしやすく、低減にも有利です。
また、校正直線はBFSLにて調整されていますが、圧力0Paで出力 もほぼ0Vとなるため正負圧力やオフセット値、ノイズ量などを直感 的に確認しやすくなります。

SJ-LPセンサは、購入時にセンサチップの選択ができる
ためセンサチップごとに以下のようになります。


(センサ素子に、[一般品] 使用時の場合)
温度補償範囲が、5〜50℃です。
センサのグレードも一般品で、選別も行わないため温度安定度等は、センサ素子の出荷レベルとなります。
ただし、校正を行うため電圧−圧力 勾配精度については、格段に向上します。

(センサ素子に、[選別品] 使用時の場合)
温度補償範囲が、0〜50℃です。
センサも選別しているものであるため既に長期間使用した場合などの経年劣化を除けば、SJ-SPと同じレベルのセンサになります。
導入価格は上昇しますが、性能的にバランスが良く、グレードアップを予定している場合は、SJ-LPセンサ購入時に本センサ[選別品]を選択することを推奨いたします。


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