脳波ゆらぎ分析システム
■ 脳波(α波)揺らぎを基に心理評価
■ USBバスパワーでバッテリー不要
■ α波パワートレンドも同時表示
■ 小型軽量で持ち運びが容易
■ 各種脳波電極と簡易電極が選択可能
特徴
心理評価指標等に利用される脳波(α波)の周波数揺らぎをリアルタイムに分析するシステムです
■ | 本ユニット(ソフト含む)とパソコンがあればすぐに分析可能 |
■ | 帯域処理をハードで、バンドクロス処理をソフトで行うことで、高速かつ高精度の分析処理を実現 |
■ | ユニット電源は、PCからのUSBバスパワーで動作 |
■ | 分析結果は収録後すぐにテキストファイル形式でご利用可能 |
■ | 最大2時間までの連続分析が可能 |
■ | α波揺らぎスペクトル、スペクトル勾配値トレンドを出力 |
■ | 指定パラメータXYグラフ表示機能搭載 |
■ | 同時収録可能な外部入力端子搭載 |
■ | 収録データは、フォルダイメージのわかりやすい階層構造 |
■ | 収録条件の複数登録機能 |
■ | データファイル構造は、BINARY、テキストともオープン仕様 |
応用分野
音響設計、住環境や作業環境の評価、食品嗜好分析、香料の効果、空調設計、車などの乗り心地、寝具や家具の設計、 画像表現関連の研究など多方面の心理研究、製品設計用のツールとしてご利用可能です。
収録機能
アルファ波揺らぎスペクトルを効率的かつ精度良く分析するために最適化された専用のデータ収録部です
脳波収録チャンネル数 | 2ch(標準で前頭脳波 L,R) |
評価1フレーム時間 | 25.6sec |
平均化可能な評価フレーム数 | 1〜10フレーム |
ベースデータ点数 | 8192〜230400+プリ処理数 |
評価時刻数 | 1〜36000 |
評価時間間隔 | 200msec |
外部信号入力チャンネル数 | 6ch(3〜8ch) |
周波数算出法 | バンドクロッシング法 |
クロッシングバンド幅 | ±1.0〜9.0μV (ソフト設定) |
揺らぎスペクトル変曲点追跡機能 | 自動、2Hz固定、未設定 |
揺らぎトレンドリサンプル周波数 | 20Hz |
1評価フレーム内ゆらぎ分析点数 | 512 |
1評価フレーム内パワー分析点数 | 8192 |
計測時マーキング機能(キーボード、テンキー利用可能) |
時系列解析
収録したデータや分析結果のトレンド表示が可能です
・収録波形表示機能
・α波平均周波数
・α波揺らぎスペクトル勾配(指定周波数範囲の回帰係数)
・ゆらぎスペクトル回帰直線勾配RMS値
・α波パワー値(ルートパワー)
周波数解析
収録したアルファ波データに対して周波数分析が行えます。
本画面では、以下の処理が可能です
・周波数揺らぎスペクトル :0.01〜10Hz
・ルートパワー値 :8.0〜13.0Hz
ヒストグラム解析
α波の中心周波数の詳細なヒストグラムを計算できます
・α波ヒストグラム範囲 :8.0〜13.0Hz
・ヒストグラム分析バンド幅 :0.25Hz
簡易収録データ管理
フォルダを使用したわかりやすい階層構造です。
収録基本条件データを含む一覧を参照することができます。
仕様
(α波分析ハードウエアユニット仕様)
1)分析対象
@脳波電極入力 | 脳波(EEG)2ch |
Aオプション電圧入力 | BNC×1 ±10V |
Bオプション電圧入力 | D-subコネクタ(5ch) ±10V |
2)脳波増幅部
@入力形式 | 差動入力 |
A入力インピーダンス | 100MΩ |
B入力レンジ | 400μV P-P |
C入力端子 | 標準 DIN端子(L,R,REF,GND) 専用集中コネクタ なお、集中コネクタは、オプションのアクティブ電極(入力インピーダンス100GΩ)駆動ユニットとしてもご利用可能です |
3)アルファ波抽出用バンドパスフィルター
@低域遮断周波数 | 8Hz |
A高域遮断周波数 | 13Hz |
B遮断特性 | -24dB/Oct |
4)電源ノイズ除去フィルター
@高域遮断周波数 | 33Hz |
A遮断特性 | -36dB/Oct |
5)内蔵ADコンバータ
@分解能 | 16bit |
A変換速度 | 50KHz |
Bサンプリング周波数 | 320Hz |
C脳波入力用 | 2ch(L,R) |
?オプション入力 | 6ch(BNC×1,他はD-sub) |
Eオプション入力電圧 | ±10V |
6)接続インターフェース
@USB 2.0
7)電源
@本体供給電圧 | USBバスパワー動作(5V 350mA) |
8)外形寸法、重量
@外形寸法 | 189(W)×185(D)×40(H) |
A重量 | 740g |
(ソフトウエア分析機能)
[収録時]
リアルタイムモニター機能として以下のものがあります
●α波波形
●揺らぎ勾配スペクトル及び勾配値
●周波数頻度グラフ
●α波揺らぎ勾配値、パワー値の複合グラフ
キートリガーにより25.6秒を指定数(1〜10)ブロック収録して保存後、後述の表示、解析ができます。
[収録後]
●フィルター通過後波形
●揺らぎ勾配スペクトル及び勾配値
●周波数頻度グラフ
●統計量表示
●α波パワートレンド
(動作環境)
本装置を使用する場合は、バッテリー駆動可能なノートPC等をご用意ください
推奨機種 Panasonic製 下記仕様の機種(CF-LV8等)
●CPU Intel i5 以上
●Memory 8GB以上 , HDD 120GB以上
●USBインターフェース 2.0
●OS Windows 10 64bit
●モニター1920×1080 ピクセル以上
注)ソフトインストールには、CDドライブを使用します。
(拡張性)
(製品構成)
EFRP-ARM システム
収録ユニット、ソフトウエアのセットです。
電極、Windows 10 パソコンは、含まれておりません。
(電極は一般的なDINタイプの脳波用のものが使用可能)
簡易バンド電極(option:注文生産)
簡易的なバンド式の電極です。
アクティブ電極(option:注文生産)
通常のディスポ電極や皿電極以外にアクティブ電極を用いることが可能です。
アクティブ電極の駆動回路は標準でEFRP-ARM本体内に標準で搭載されています。
接続可能なディスポ電極等は、弊社までお問い合わせ願います。