生理心理分析支援ソフトウエア EFRP-RT
■ | 脳波、心電、筋電、環境情報等の同時計測と分析が可能 |
■ | 長時間連続収録と同期加算収録を搭載、短潜時計測用グループ同期加算にも対応 |
■ | NI製 ADコンバータとメロンテクノス製計測ライブラリーで高機能収録を実現 |
■ | 視覚刺激応答推移計測が可能な連続眼球停留関連電位解析機能搭載 |
■ | 32chリアルタイムモニター付連続計測時で、最大サンプリング周波数 5KHz 最大計測ch数128chが可能 |
■ | 同期加算計測時で、最大サンプリング周波数 50KHz 最大128chが可能 |
■ | 詳細なアーティファクト除去設定、複数データ間処理等が、容易に可能 |
■ | 刺激装置や押しボタンに連動した事象関連電位計測や反応時間計測が可能 |
注)EFRPとは、Eye Fixation Related Potentialの略です。
応用分野
一般的な生体情報のリアルタイム計測はもとより、環境情報との同時計測や眼球停留関連電位の分析がリアルタイムに可能です。また、帯域解析、揺らぎ解析機能も豊富に搭載。
これにより、基礎医学研究の他、以下のような場合の人の動的心理影響パラメータの分析等が可能となります。
− | 作業中の集中力、精神負荷、疲労等の評価研究 |
− | ヒューマンエラー要因の分析およびエラー回避方法の検討 |
− | ヒューマンマシンインターフェースの設計 |
− | 周辺環境(明るさ、騒音等)変動に伴う心理的影響 |
− | 興味、嗜好、注意力、疲労、虚偽検出等の研究 |
− | 商品ディスプレイ、マルチメディア分野等への応用 |
− | 快適性の評価手法研究 |
− | 事象関連電位計測(VEP,AEP,P300,MMN,CNV等) |
− | 集中力、精神負荷、認知、虚偽検出、行動などの研究 |
− | 言語処理に関する研究 |
特徴
■ | リアルタイムモニター計測と同時に生データを全て ハードディスクに保存。(最大128chまで収録可能) |
■ | 脳波、筋電、心電、眼球運動の他、各種生体情報や 工学情報の同時計測が可能です。 |
■ | 予備計測機能、分析パラメータ自動抽出機能搭載。 |
■ | リアルタイム処理機能と多機能分析機能が合体。 リアルタイムEFRPトレンド/マップ リアルタイム波形モニター(同期加算波形含む) 帯域分析(スペクトル、帯域レベル、マップ) ゆらぎ分析(スペクトル勾配、LF/HF) 積分、デジタルフィルター、波形整流、四則演算等 |
■ | 生データから再同期加算、再分析も可能。 |
■ | 最大128ch 50KHz/ch で同期加算収録を行いながら、 全生データを保存可能(弊社システムご購入時) |
■ | 保管、バックアップが容易な階層構造ファイル |
■ | 複数ファイルデータの同時表示や重ね書き表示機能 |
■ | ABR等の高速同期加算計測から事象関連電位や動作反応時間計測など刺激応答計測機能が充実。 |
■ | 多人数での同期加算計測に対応 |
眼球停留関連電位の特徴
■ | 眼球が動く状態でも計測できる事象関連電位の計測法です。 対象物を見ている場合、速い眼球運動(サッカード)と次の速い眼球運動の間に、眼球運動の止まる状態(眼球停留状態)が生じます。 本システムは、サッカード中の視覚入力が抑制されていることに着目し、眼球の停留開始時点からの脳波をリアルタイムに抽出 し、同期加算を行なった結果が、心理状態により変動することを利用しています。 |
■ | 眼球停留状態をトリガーとしているため、外部刺激、外部トリガー信号等を必要としない自然な状態での計測が可能。 |
■ | 外部刺激を必要としないため、繰り返し実験の場合に生じる慣れや疲労が少ない。 |
■ | 眼球停留時に収録トリガーがかかるため、眼球運動に起因するアーティファクトの影響を最小限にすることが可能。 |
■ | 開眼時(特に眼球が頻繁に動く動作時)における効率的な生理・心理計測を得意とします。 |
連続収録部機能
(収録能力)
■ | 最大収録チャンネル 128ch |
■ | サンプリング周波数 |
100、128、200、256、500、512、1000、1024、2000、2048、5000 Hz | |
■ | 最大収録時間(32ch収録時) |
サンプリング周波数 100Hz時 最大2500分 サンプリング周波数 1kHz時 最大250分 |
(眼球停留関連電位同期加算収録時)
■ | 最大同期加算時間(眼球停留関連電位計測時 |
サンプリング周波数 100Hz時 最大 20sec | |
サンプリング周波数 1kHz時 最大2sec | |
上記最大加算時間は、1フレームあたりの加算時間。 眼球停留関連電位計測時は、上記フレームを連続して 同期加算処理することで、長時間の視覚刺激応答推移 が把握できます。 |
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■ | その他機能 |
・校正収録 | |
・予備計測機能(事前チェック、自動閾値検出等) | |
・アーティファクト除去 | |
■ | 画像同期収録(オプション)時の最大計測時間 |
約1時間(計測条件により変動します) |
(連続収録解析機能)
・ | 波形データ切り出し出力 |
・ | リモンタージュ機能 |
・ | トリガーパラメータ再設定、再同期加算 |
・ | 周波数解析、帯域解析、各種スペクトル解析 |
・ | 揺らぎ解析(脳波、LF/HF) |
・ | デジタルフィルタ処理(LPF, HPF, BPF, BSF) |
・ | スムージング処理 |
・ | グランドアベレージ算出、複数波形平均処理 |
・ | 波形間四則演算 |
・ | ガウス関数適用フィルタ |
・ | ピーク、振幅、潜時等の検出 |
・ | 面積算出、整流処理、リセット処理(時間、振幅) |
・ | データ出力(Binary、CSV形式) |
連続収録使用時最小構成
■ | OS |
:Windows 10/11 64bit | |
■ | CPU | :Intel i5 プロセッサ以上 | |
■ | メモリ |
:16GB以上 | |
■ | ハードディスク |
:250GB以上 | |
■ | モニター解像度 |
:1920×1080 以上 | |
■ | 対応ADコンバータ |
:NI社製 CompactDAC (対応モジュール NI 9205 , NI 9220) |
同期加算収録部機能
■ | 最大収録チャンネル |
128ch | |
■ | トリガー収録機能 | トリガーチャンネル数 最大8ch(32ch現在拡張中) トリガー設定機能 閾値設定、エッジ方向判定 プリトリガー、ポストトリガー、個別加算時間設定 |
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■ | サンプリング周波数 |
100, 128, 200, 256, 500, 512, 1000, 1024, 2000, 2048,
2500, 4096, 5000, 8192, 10000, 20000, 50000Hz 以下の低サンプリング周波数での計測機能も搭載。 1Hz, 2Hz, 5Hz, 10Hz, 20Hz, 50Hz (反応時間計測用) |
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■ | 最大収録時間(32ch収録時) |
サンプリング周波数 100Hz時 最大2500分 サンプリング周波数 1kHz時 最大250分 サンプリング周波数 10kHz時 最大25分 |
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■ | 最大同期加算時間 |
サンプリング周波数 100Hz時 最大20sec サンプリング周波数 1kHz時 最大2sec サンプリング周波数 10kHz時 最大200msec |
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■ | リアルタイムモニター |
加算波形、スペクトル波形 加算回数、リジェクト回数 |
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■ | 反応時間計測機能 |
動作保証最大チャンネル数 32 起点トリガー最大チャンネル数 8 反応マーカー最大チャンネル数 24 (起点トリガーと反応マーカーの合計は、最大128) 刺激反応時間の計測ならびに集計処理などが可能。 |
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■ | その他 |
・校正機能 係数入力以外に正弦波、矩形波信号などによる校正収 録機能を搭載しています。 本校正機能は、校正信号に混入したノイズ部分を極力 除外して係数を算出する独自機能により、校正精度の 向上をはかっています。 ・リモンタージュ機能 複雑なリモンタージュにも対応しています。 |
同期加算計測解析機能
■ | 基線補正機能 | チャンネル指定、一括指定、信号種別指定などで基線補正チャンネルを指定できます。 基線補正処理範囲の指定など細かい設定も可能。 |
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■ | トリガー再設定、再同期加算 | リアルタイム同期加算と同時に、全時系列データを取得可能です。 それにより、トリガー条件を再設定し、再同期加算をすることができます。 |
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■ | 周波数解析 |
同期加算収録後の周波数解析はもちろん、リアルタイムで周波数分析を行いながら計測することも可能。 | |
■ | デジタルフィルタ処理 |
(時間領域処理フィルター) バターワースフィルター(1〜9次)の処理が可能。 以下の各種フィルタタイプでの処理ができます。 ローパスフィルター(LPF) ハイパスフィルター(HPF) バンドパスフィルター(BPF) バンドストップフィルター(BSF) 双方向フィルター機能により位相遅延修正が可能 (周波数領域処理フィルター) ローパスフィルター(LPF) ガウス関数特性LPF機能搭載 ハイパスフィルター(HPF) ガウス関数特性HPF機能搭載 バンドパスフィルター(BPF) バンドストップフィルター(BSF) |
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■ | アーティファクト除去機能 |
除去方法 :個別チャンネル除去、
全チャンネル除去 波形除去種別 :単純除去、交互ペア除去、連動除去 連動除去は、弊社刺激システムと組み合わせることで、通常刺激と位相反転刺激を常に同数になるように自動管理して効率的かつ精度良いデータ取得が可能になります。 |
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■ | 各種解析 | ・波形データ切出し ・スムージング処理 ・グランドアベレージ算出 ・波形間四則演算 ・指定区間ピーク、振幅検出、潜時検出などの波形計測 ・面積算出(陽性電位、陰性電位、陽性+陰性電位) ・単項四則演算(波形に対し設定数値を演算する) ・二項四則演算(2つの波形の間で演算する) ・周波数分析 振幅スペクトル パワースペクトル パワースペクトル密度 ・電位マップ表示機能 ・解析結果テキスト出力 |
同期加算収録使用時推奨構成
■ | OS |
:Windows 10/11 64bit | |
■ | CPU | :Intel i7 プロセッサ以上 | |
■ | メモリ |
:32GB以上 | |
■ | ハードディスク |
:SSD 256GB以上 | |
■ | モニター解像度 |
:1920×1080 (推奨)以上 | |
■ | 対応ADコンバータ |
:NI社製 CompactDAC
(対応モジュール NI 9205 , NI 9220) 注)NI 9220 ご利用時のみ 50KHz/ch の収録能力 |